「365日 九州・沖縄絶景の旅」
で採用された熊本県にある通潤橋。ただ採用された写真は通潤橋の真の姿ではありません。通潤橋といえば、あの石造りの橋の真ん中から放水されているのがあるべき姿なのです。でも僕の写真は水が出ていない。それは、なぜか?単に放水のタイミングに間に合わなかっただけなのです。ちょっと他の場所に行くのが忙しく……。
まぁ逆に水が出ていないのが新鮮だったのか、編集者の方の目に留まったのは大変嬉しい誤算でした。ただ、個人的には、放水写真を撮れていないことが気になっていたので、この夏、再訪してきました。
いろは出版リンク
https://iroha-shop.jp/c/book/journey/0500900000028
そもそも通潤橋って?
通潤橋は、1854年(今から170年程前に)笹原川に面する白糸台地へ水を送り農地を開拓するために作られた橋です。ポンプなどもなかった時代なので、周りを川に囲まれた白糸台地の上の方には水が送れず、水田を作ることができませんでした。その為、水を渡すための橋を作ったのです。
通潤橋の放水
というわけで、迫力の通潤橋放水風景をお送りします。
事前に物産館「虹の通潤橋」でチケットを購入することで、橋の上や対岸にも渡ることができます。橋の上から勢い良く噴き出す水流は圧巻なので、もし時間があれば橋の上に行ってみるのも楽しいです。
というわけで「通潤橋」リベンジ無事完了。遅ればせながら1年越しに宿題を終わらせた気分です。
写真家で船乗りです。1年の半分は、海の上で過ごす生活をしながら、写真撮影をしています。海の写真に留まらず、風景、ポートレート、家族写真などの撮影をしています。写真は自然光を活かしたポップな表現に定評があります。ソニープロサポート会員。撮影のご依頼はこちらまで。